ポリゴンショックの真犯人は…?

今回は現実世界にて実際に起きた事件「ポリゴンショック(ポケモンショック)」に関する話です。

ポリゴンショックとは?

アニメポケットモンスター38話「でんのうせんしポリゴン」の放送時に起きました。

この話の中でサトシたちはコンピューターの内部に入り込むのですが、その際に「パカパカ」と呼ばれる激しい点滅のエフェクトを使用しました。

特に番組後半でピカチュウの攻撃がミサイルに当たるシーンが問題となっています。

このシーンは赤と青の光が高速で激しく点滅するのですが、これを見た視聴者(子供たち)が体調不良を訴えて病院へ搬送されました。

最終的に患者の数は約750人、このうち135人が入院する事態となりました。

この原因となったのは前述した激しい光を見続けたことによる光過敏性発作という症状が引き起こされたためと言われています。

光過敏性発作は人工的な激しい光を見てしまうことによる異常反応のことで、主に頭痛や吐き気などの症状が表れます。

この事件はマスコミによって大々的に報道されました。

ポケモンの放送はしばらくの間自粛され、アニメのポケモンだけでなく、ポケモンそのものへの批判もありました。

放送された1997年の当時はインターネットがまだまだ普及されていない時代だったので、テレビや新聞、口コミが主な情報源となります。

多くの子供たちは親からポケモンは見ちゃダメと言われたはずです。

また、今のアニメでは当たり前となった「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てください」という注意書きのテロップはこの事件が元となっています。

問題のシーン【閲覧注意】

放送当時はブラウン管のテレビしかありませんでした。

今の液晶テレビやパソコン、スマホからであれば問題ないと思われますが、気分が悪くなる可能性があるので気を付けてください。

冤罪のポリゴン、悲しき運命

この事件はポリゴンが主役の回であることから「ポリゴンショック」という名前が付いていますが、ポリゴンは悪くないのです。

あの激しい点滅はロケットランチャーを止めるためにピカチュウが放った10万ボルトの爆発によって起こりました。

そうです。

真犯人はピカチュウなのです。

なお、このシーンの後、ピカチュウはお茶を飲みながら文字通りお茶を濁して放送は終了しました。

この後は約4ヵ月もの間ポケモンのアニメは放送を自粛することとなりました。

当時は社会現象になるくらいポケモンの人気は凄まじいものだったので、子供たちはショックでしたでしょうね。

そして、濡れ衣を着せられたポリゴン。

彼は金銀でポリゴン2、ダイヤモンド・パールでポリゴンZへと進化するのですが、この放送以降は進化形もアニメに登場していません。

芸能人が問題を起こしても早ければ数ヵ月で復帰ますが、ポリゴンは完全に業界を干されてしまったということです。

この回ももちろん映像化はされていないのでなかったことになっています。

彼は特に何もしてないのに…

悲しすぎる(´;ω;`)

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